靴の製法 4
靴の製法:グッドイヤー・ウェルテッド製
靴の製法はマッケイ、ウェルテッド、ステッチダウン、セメント系に大別され、履き心地や堅牢性、テイスト、用途を決定します。
グッドイヤー・ウェルテッド製法
【製 法】
19世紀後半にアメリカのチャールズ・グッドイヤー・ジュニアにより確立された伝統的靴製法。
中底に貼りつけられたテープ状のリブと呼ばれる部分に甲革(アッパー)、裏革(インナー)、ウェルトを機械により縫いつける。
甲革とソールが直接縫いつけられていないため、ソールが磨り減った場合、靴底全体を取り替えて長い期間履けるので、コストパフォーマンスが高い製法といえる。
【特 長】
1. 安定性
履きこむうちに内部のコルクが、個々の足型にフィットして沈んで馴染み、履けば履くほどに履きやすくなります。
内部に敷き詰められた厚いコルクによりクッション性に優れ長い時間の歩行に適しています。
内部に敷き詰められた厚いコルクによりクッション性に優れ長い時間の歩行に適しています。
2. 耐久性が高い
リブとよばれるパーツを通じて、アッパー(甲革)、ライニング、ウェルトがしっかり縫いつけられているため非常に耐久性に優れ、修理も可能である。
地面から靴内部に達する縫い目がないために耐水性に優れる特長もあります。
地面から靴内部に達する縫い目がないために耐水性に優れる特長もあります。